本流に翻弄されたグレ釣り

磯釣り

日本海の釣り師が本流釣りに挑戦

新年明けましておめでとうございます。今年もバンバン釣りたいと思いますが、仕事の都合と天気予報で思ったように釣行できないサンデーアングラーです。

さて、昨年年末になりますが、大分の豊後水道は鶴見半島でグレ釣りをしてきました。普段、潮の干満がすくない水道のように潮がガンガン流れる本流の釣りを経験しない日本海の釣り師が本流に真っ向勝負をしていい感じを経験してきたので今回はその本流に迫ってみたいと思います

口太グレ
本流からひっぱりだした45cmの口太グレ(大分ではクチブーとかクロって呼んでました)

本流のど真ん中の釣り場とは

本流とは、潮の満引きなどの影響で川のように海が流れる潮のことをいいます。ほとんどの磯では、沖に本流が通りその引かれ潮が自分のポイントから流れていくのがイメージであると思います。

しかし、なかには本流の真ん中が釣り場なんてラッキーな場所もあります。独立磯ですね。遠征に行けばそんなポイントがたくさんありますが、まず日本海ではそんなポイントは少ないと思います。

普段は、潮のゆるい場所でチヌ釣りをメインとしている私は、激流を釣ることができるのでしょうか?

元の間灯台

あげていただいた磯(灯台)は、「元の間灯台」磯の案内bookによれば、釣り人1から2人。中級から上級者向け。

なんで?足場もいいし、足元からポイントだし・・・とはじめは思ったんですが、その理由は夜明けともにわかってきました(汗)

大分 鶴見の渡船は一番船はAM5時ということで日の出前にポイントにあげてくれます。そして、場所にもよりますが上げってからゆっくりと準備をはじめ日の出前から竿を出すことことも可能なわけです。しかし、私のように新参者はポイントの状況もわからなければどこにエサを投げればいいのかさえもわかりません。それでも、ゆっくりめに準備して状況を確認したく竿を出してみたわけですが・・・

マキエはしません。ポイントがわからない状況でマキエをすることでポイントがぼけてしまうことを避けたかったので・・・サシエのついた仕掛けを流すと、ものすごい抵抗を感じます
なぜ?
その理由は、激流の本流にあったのです。

ポイントに入った仕掛けはどんどん流され、道糸がガンガンでます。むしろ出ないということは、本流ではないということ。

「へー こんなに流れが強いのか」と関心していると、夜明けが・・・

夜明け前にドカン!と居グレ登場

日の出が非常にきれいです。雪が降るとの予報だったので雲の流れが非常に速いなかきれいな朝日が出てきました。

しだいに状況がわかってくると、本流の周りに反転流が細かくできているのに気がつきました。本流をガンガン流すようなつり(本流釣りというのでしょうか?)はやったことがないので、足元の反転流を利用してマキエと同調を試みます。はじめは、上手く流すことができず、どうしても流れから仕掛けが外れることが多かったですが、道糸を上手く本流にのせるように流すと0号のウキがシモリはじめると

ギューン

来た!とばかりにしっかり合わせての手ごたえは、十分。1.5号の古株BB-Xが2本目からきれいに曲がります。先調子のシマノロッドですがここから曲がるのは隠岐の60cmのマダイ以来・・・

少し期待が膨らむと割りとすんなり上がってきたのは、よく太った口太でした。寒グレ!ゲット
と幸先よくつれたので、記念撮影。あたりままだ薄暗い時間でした。

朝一

この後も、同じような感じでエサを流しますが、20cm未満のコグレが掛かってきます。なんとかその下に見えるグレに針を掛けたいのですが、その数がものすごい。本流の中にはいませんが、反転流の周辺には無数のコグレ軍団。

作戦変更。本流釣りで尾長をゲットする!

本流の尾長グレ釣り

・・・正直、尾長グレをいままで釣ったことがありません。うわさでは、小さくてもよく引くとか、口が切れるので針を飲まれると取り込めないとか・・・

そうしていると、潮が止まり。なんとも釣りにくい状況に、灯台の周りは、縦横無人に木っ端がいます。どこに仕掛けを流しても、急上昇した沸きグレがエサを取っていきます。潮が止まる時間帯は、釣りにならんのだろうなって思っていると、1時間もしない間に反対に流れはじめます。佐伯方面から半島先端に流れていた潮が、佐伯市方面に流れはじめました。そうすると、船付きとは反対で釣らないといけません。

さらに、風は向かい風 になります。潮が強いので仕掛けを十分なじませることができれば、風の影響はそれほどないでしょう。と考えていたんですが、それは甘い考えでした。

ハリスを2ヒロ取って、目印を付け、0号の全誘導仕掛けで釣りをしていたのですが、エサを本流に入れた瞬間。
ウキが先行して流れます。これでは、当りはでないし、サシエも残らない。
ウキはそのままで固定にして、ガンダマを3段打ちして流してみると。今度は明確なあたりが着ました。

人生初の尾長は、手のひらサイズでした。嬉しかったので写真を撮ってクーラーに入れてもって帰りました(爆笑)

チビ尾長

このサイズですが、本流がきついのか、尾長がよく引くのかわかりませんが手前に来てからよく突っ込む魚でした。ヒラマサなどの青物に比べてびっくりするような引きではなかったですが、小さいのにスピードのある魚の印象でしたね。

あとで調べてわかったことですが・・・・本流を釣る場合、15mから100mくらい流すとイサキやマダイがあたることもあるようです。

100mなんて流せないよ・・・汗 少しトレーニングが必要な釣りが本流釣りですね。

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